Menu

GODDESS

2022年
04月26日

シエーピング

シエーピング

茅ケ崎の
オーソリテイの板を削りました。
軽く、と言う事で
ミーテイングした結果
其のリクエストに答える為に
EPS素材でシエープする事に成りました。
年齢的にも自分と余り変わらず
今はGoddessのバンブーロング
ファンマニューバーに乗っています。
ファンマニューバーは
バンブーロングでは
一番浮力の無い板で
薄く、幅も狭く
どっちかと言うと
エキスパート、又は
レデイス仕様、で
Y氏は体重も60キロほどですが
年齢的に
もう少し安定した
楽な板にしたい。
と言う事で
特注して頂く事に成りました。
 軽く、しかも頑丈に
と言う事で
樹脂はエポキシ樹脂で巻きます。
クロスも少し厚手を使って
丈夫な仕上がりにしたいと思います。
 今回は作業工程を
少し載せて見ました。
Y氏のリクエストに合わせて
テンプレットを選び
アウトラインを描く
(この工程は最も大事で板のサイズが決まって来ます)
次に大事な工程は
描かれたアウトラインを
垂直にカットする工程です。
この工程はアウトラインのRを
のこぎりのシナリを生かして
垂直に切り落とします。
 此の切り落としは
熟練しないと難しく
内側に入れば板のアウトラインをダメにしてしまう
外側だと描いた正しいアウトラインを変えてしまう。
 どちらにしても
大事なアウトラインを崩してしまうので
直角に正確に切り落としが出来るようになるには
10年ぐらいは掛かると思います。
 其れには使い慣れた道具を
何十年も使って習得して行くしか有りません。
 シエーピングをスピーデイに
 熟せるようになるには
此の最初の工程が最重要な工程です。
 私が使用している
日本製ののこぎりは既に50年以上使い込んでいます。
鋼(はがね)で出来たのこぎりが
少し薄くなって来て
アウトラインのR部を
良いシナリのお陰で
綺麗にカットが出来る様に成って来ています。
道具も何十年も使ってくると
自分の体の一部に成って来るんですねー。
一生の宝物です。